来たる2016年12月17日（土）、Yutakaで手がけたOB宅の見学会を行ないます。今回のYutaka Styleは「薪ストーブとそよ風がある家」です。 地元の建材である西川材を使った木の家へのこだわりを始め、お施主さまの念願だった薪ストーブに家庭菜園での野菜づくりと、オーガニックな暮らしぶりをふんだんに感じられるお家です。ぜひお気軽に遊びにきてください。

Yutaka Styleとは

いい素材を使えば、必ず心地よい住まいになるとは限りません。また、家は大きければいいというものでもありません。 Yutaka Styleは、選び抜いた自然素材をふんだんに採用し、それをしっかりと設計で活かす、本物の心地よい家。 言葉や写真ではお伝えできません。ぜひ、五感で体感してください。

設計士の思い

「薪ストーブとそよ風がある家」は「Yutaka style」を立ち上げてからすぐのお仕事でした。敷地は調整区域ということもあり広めで、隣接する宅地も更地の状態だったのでかなり広い印象でした。開けていたので、何でもできる感覚もありましたが、同時に、周囲との関係性が希薄だったため設計の糸口が見つからない難しい敷地でもありました。

中庭やL形の平屋といった面白い“カタチ”を計画したくなるところですが、そんな敷地と向き合っているうちに、施主の若いご夫婦とまだ赤ちゃんだったお子様の３人が広い草原にポンと置かれた小さな家で仲良く暮らすイメージが膨らんできました。建物の高さをできるだけ低く抑え、深く軒を出しつつ、冬は一日中太陽光が室内に入り、夏の西日は極力室内に入れないような向きに家を傾けて配置してあります。

パッシブソーラーシステム『そよ風』や薪ストーブも取り入れ、室内に気持ちよく風が通るように計画しているので自然な気持ちよさを最大限に感じられる、そんな住まいになりました。引き渡し後に遊びに行くと、建物周囲の広く残ったスペースには薪棚や、家庭菜園、マウンドがあるお庭など、暮らしを楽しまれているご家族の風景がありました。それを見て今回の計画が間違っていなかったことを確信できました。

見どころ

（１）柱・梁・床に無垢の西川材
（２）薪ストーブ
（３）パッシブソーラーシステム　そよ風採用
（４）コンパクトにゆたかに暮らす