BLOG-01棟梁日記
刃物の手入れ
こんばんわ 今日も寒かった~
ブログを始めて間もないので少しずつ大工の日常を紹介していこうとおもいます。
今日は大工の仕事、基本中の基本!刃物の手入れです。
大工は 色々な道具を使いこなして仕事をしますが、いつでも使える状態にしておかなくてはいけません。
この使える状態を大工は「キレる」と言います。
特に 鉋(かんな)や鑿(のみ)の刃物はキレない状態で使うと仕上がりが悪くなるばかりか、特に鑿は余分な力を
入れてしまい、大けがをする事もあるのです。
キレなくなった鉋身(かんなの刃)です。
砥石で鉋身をとぎます。(この時期、水が ちめたい~)
砥ぎました~
大工の想いでも紹介しましたが、「砥げる」まで10年かかると云われています。自分も世に沢山いる達人にはまだまだ
及びません。
まだ見習いの頃、毎日昼休みに砥ぎましたが、「今日は彼女と会いたいな~」なんて砥いでいると、平らに砥げず、
丸く歪んで砥いでしまったものでした。
「心を研ぎ澄ます」って云いますよね。刃物を研ぐのは体や手ではなく、「心で砥ぐ」のだと自分は思います。
ちっと カッコつけすぎました。。。
それではまた
大工 安食 保