BLOG-01棟梁日記
住む前に
こんにちは!
今日は物凄い風が吹きました。
川越のオーナー様宅にアフターに行ったのですが、畑の砂埃が半端じゃなかったです!
車に当たる音が聞こえて、私のハイエースは背が高いので左右に煽られまくっております。
鼻や耳の穴の中は真っ黒。。。
今日はよ~く洗わないとです。。。
約7年前のオーナー様宅に伺いまして無垢材の梁の歪みなど見てきました。
とても良い感じに経年変化をしており、オーナー様も奇麗に大事に住んで頂いています!
今回は少し木が狂ってきて隙間が出来たという事でご相談を受けました。
木は本当に暖かみがあり質感も良く加工もしやすいので
本当に建築資材としては適しておりますが、短所が狂いです。
割れや捻じれなど、人間の力ではどうにもならないことが建ててからも起こります。
その狂いを手直ししていくのが「大工」の仕事。
丁寧に木と向き合いながら、修正していく。そしてまた愛着を持って住んでいただく。
このオーナー様もとても大事に住まわれていてこちらも嬉しくなってきます。。。
それをどう捉えるかだと想うのです。。。
こんな手間が掛かるのはちょっと。。。という方は、工業製品でしっかりと寸法も狂いのない
製品で造られた家やマンションに住むべきだと思います。
これはどちらが正しいとかではなく、住まう人の価値観です。
一番不幸なのは、無垢材の家に住んでみたけど狂いなどで後悔したり
マンションなどに住んでみたけど木の家が良かったと後悔する事。
こんな単純な話ではありませんが、住まう前にしっかりと長所や短所を調べておくことは
非常に大事だと思います!
とっても高い買い物ですから。。。
棟梁 安食 保