BLOG-01棟梁日記
足袋・草履
おはようございます。
昨日、現場で作業中にふと足元に目が止まりました。
足袋と草履。
普段何気なく履いていますが、昨日はなんか格好良く見えたのです。
自分が小僧の頃、外部が終わり内部の造作になるとはかされていました。
しかし、いつからか安い上履きを履くようになりそれが当たり前に来ていましたし、
周りの大工さんもそうでした。
一昨年位でしょうか、ふと読み返した宮大工さんの本で足袋や草履に対する
拘りや意味を改めて知りました。
草履は安全面で言うと優れていません。
足をぶつければ痛いし、古くなってヨレヨレになると脚立等に
ひっかっかって危ないのです。
だからこそ、気をつけて歩くし、丁寧に仕事をするようになるのです。
この忘れ欠けていた感覚。効率ばかりを考えた事によって
失われていく古き良き日本の伝統や日本人の粋(いき)。
自分もすごく反省して昨年から”足袋に草履”に戻しました。
どうですか・・・?
粋でしょ?
棟梁 安食 保