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BLOG-01棟梁日記

西川材産地見学会

 おはようございます。

昨日は、フォレスト西川さんに協力して頂きまして、

西川材産地見学会に吾野まで行ってきました。

 西武秩父線 東吾野駅

狭山市から車で4、50分ですが、鉄道模型のジオラマの様な

素朴で素敵な駅に感動しました。。。

 

 この駅の裏手の山で大河原木材さんの伐採を見学です。

杉の木を2本切って頂きました。

ここは樹齢70年位の杉、檜が主だそうです。

最近は林業も大変厳しく、この辺りでも材木屋さん、職人さんが

だいぶ減ったそうです。

 いろいろな問題がたくさんあって、食べて行けなくなった。。。

外国からの安い木材、低価格でクレームを出さないための家造りの為集成材がメインになったこと。

ここでは書き切れない程の悪循環になって、山は荒れていきます。。。

 世の中、便利になりすぎた。と言うのが自分の感想です。

 こんなにゆたかな資源が地元にあるのに使わない手はない‼とつくずく思いました。

確かに、無垢の材木は狂い、割れます。まっすぐのモノなど1本も無いのです。

ゆえに工務店、大工は使わなくなってしまったのです。

 自分も10年程前は集成材の方が良いかなと思った時期がありました。

引き渡し後に柱や下地が狂い、ドアの開け閉めに不都合が出たり、壁が割れたりと

手直しにいきました。

こんな事なら無垢なんか使うメリットは無いと仲間と話したものです。

 

 でも今は無垢にこだわっていこうと思っています。

狂い、割れ等の短所を超越した暖かさ、柔らかさ、質感等の素晴らしい長所があるからです。

また、無垢を使う事で大工としての技術も磨かれると信じています。

 ”材木こそ我が師”

 

 最後に大河原材木さんのストックヤードに西川材で建てられた

事務所兼、展示場を観に行きました。

 これが無垢の出す、豪快さ、柔らかさだな~っておもいました。

中に入ると檜の香りがリラックスさせてくれます。

 

 木組みもしっかりしていて金物は使用していません。

 本物は良い。

心の底から思いました。

 

 大工として今の現状を変えられるとは思いませんが、

この信念を変える事なく技術向上に精進したいとおもいます。

 

 有意義な1日でした。。。

大河原さん、フォレスト西川さん、ありがとうございました。

 

  棟梁 安食 保

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yutaka | 2012年5月27日

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