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BLOG-01棟梁日記

スイス・ドイツの空から

 こんばんは。

15日から23日までスイス・ドイツを旅して来ました。。。

去年、社長が参加しましたツアーでエコバウツアーと言います。

 

 スイス・ドイツのエコロジカルな建築を沢山観てきました。

 伝統ある建物から、新しい技術や知識を盛り込んだ

建物まで、沢山の物件を観ながら勉強して来ました。

 

 日本はまだまだ新築が多いのですが、

ドイツなどはリノベーションが圧倒的に多く、

100年、150年経った建物をいまの技術と自然素材で

もう100年、150年持たせようと言う考えなのです。

 

もちろん、日本とは気候も違うし、地震もありません。

また文化も違うので一概に真似する事は出来ませんが、

勉強になる事が沢山ありました。

 

 断熱に対する考えが凄くて寒い冬にも

少しの暖房で過ごせるように考えられています。

 

 また、有害物質を含む建材を使う事なく

遠い未来に解体したとしても土に帰る様に

ミネラルな素材でできています。

 

 日本ではまだまだその意識は少なく

人や地球にやさしいと言ってもまだまだドイツに

遠く及ばないと衝撃を受けました。

 

もちろん、ドイツでも予算等の都合で易い

石油製品の建材も沢山使われていますが、

志を高く持った建築家は徹底的に拘りを持って

素晴らしいデザインで自然素材を使っています。

 未来の子供達や孫達、もっともっと先の人々。

地球の豊かな自然や生きている動物たち。

 

 自分達は永い歴史の中で受け継いだ良いものを未来に伝え

人類が犯した間違えを辞めなければいけないと想います。

 

 今、生きている自分が良ければ良いのでは無く

「昔の人って凄いね」「昔の人って優しいね」って

言われる様な行動をしなくてはいけないと想います。

 

 便利で安くて使い易いに、あまりにも偏りすぎ、

”負の遺産”を未来に残して良いのでしょうか。。。

 

 自分は今回、職人目線で技術に興味を持って旅立ちました。

でも、職人の技術もエネルギーも自然も

すべては未来に残さなければいけない大切なものだと

改めて想いました。。。

 

 大工として、小さな工務店としてやれる事は少しかもしれない。

でも自分に出来ること、考えられる事を

今回共にした仲間と共有しながら

未来に恥じない建物を残せたら良いなとおもいました。。。

 自分の未熟さを思い知らされた9日間。。。

でも希望が溢れた9日間でもありました。。。

 

 一大工に留まらず、建築家としてもっと成長するように

 

 ドイツの空に誓いました。。。

 

 本当に、行って良かった。。。

 

     棟梁 安食 保

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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yutaka | 2013年9月24日

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