Yutaka

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BLOG-01棟梁日記

鉋がけ

   こんばんは。

 乞田のリノベーションは順調に進んで

現場ではフロアーを貼り出しました。。。

 

 自分は昨日から造作材の加工で下小屋です。

 

 今日は玄関の枠を加工しました。

先ずはプレナーで粗寸法を削り出します。

材質はピーラー(米松)です。

古川設計さんは玄関や外部の枠にピーラーを好んで使います。

玄関ドアもピーラーです。

 

 機械を駆使して形になりました。

 

 画面左端の段差にドアが納まる訳です。

 

 右の段差が室内側で壁が収まってきます。

 

 プレナーがけなので表面がザラザラです。

鉋で仕上げなければなりません。。。

 仕上に使う鉋です。

左から平鉋寸八。際(きわ)鉋右勝手。左勝手。

平鉋寸六。平鉋寸四です。

 

 寸八や寸六とは鉋の大きさで

寸八鉋で一寸八分の幅に鉋屑が出せれば一人前と言われています。

 

 以前にも紹介しましたが、鉋は刃も鋭く砥がないと切れませんし

刃がいくら切れても鉋台が合っていないとこれまた切れません。。。

 こんな感じです(笑)

 

なるべく薄く削って仕上げます。

 

粗寸法で削りだした材料から小さくならない様に

 

薄く、少ない回数で仕上げるのが良い仕事です。

 先程の段差のとこは際鉋を使って仕上げます。

 

 この際鉋は仕込みがとても難しい鉋です。

 

 台の角と刃の先端がぴったり合っていないと上手く仕上がりません。

 

 自分も小僧の時は上手くいかず、何個も台をダメにしたものです(笑)

 

 今、思い出しても苦しいですね。。。

 そんなこんなで仕上がりました(笑)

 

 切れる鉋で仕上げると、鏡の様にツルツルになります。

 

水をたらしても弾いて、吸い込むことがありません。

 

 古の職人があみだした最高の道具。

 

 自分もまだまだです。

 

 一生勉強ですね。。。

 

 明日は仕事?でゴルフに行ってきます(笑)

 

 

   台風心配ですね。。。

 

    棟梁 安食 保

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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yutaka | 2013年10月22日

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