BLOG-01棟梁日記
カズマの「蟻落とし」
こんばんは。
あきる野の家の墨付け、刻みが進んでいます。
墨付けは2階の梁です。
左側の「と六」と書いてあるのが「蟻落とし」と言う仕口です。
材と材が直角に組まれる所に使う仕掛けです。
その隣りにある「トル」と書いてある部分が
「台持ち」と言う継手です。
一般的に材木の規格は長い物で4mです。
ですからどうしても材と材を継がなくてはなりません。
古(いにしえ)の大工は強く、美しく材を継ぐ事にこだわったのです。
自分等も少しでも後世に伝えなければなりません。
カズマが刻んだ「蟻落とし」です。
まだまだ時間が掛りますが、丁寧に一生懸命刻んでいます。
上棟までの時間と親方の目。
2つのプレッシャーの中で緊張の毎日?でしょうか。。。(笑)
明日も思いっきりプレッシャーを掛けてやります(笑)
棟梁 安食 保